「あ、ミラーハウスがある。いわくつき…だってさ。入ってみない?」
「パス」
「いいじゃないか、入ろうよ。もしかして、怖いの?」
「いいか、ユキ。オレは決して怖いから入らないってんじゃないぞ」
「言い訳する気?」
「例えば、だ。鏡に映ったユキがあまりにもかわいすぎてこのミラーハウスを立てた時に行方不明になったっていう奴が鏡の向こうの世界にユキを取り込むかもしれないだろ」
「バカバカしい…ほら、手繋ごう。これならいいでしょ。すみません、大人二枚」

てくてく。

「オレはユキを心配してだな…」
「まだ言ってる…あ、大神…肩に白い手が…」
「どこだ!?」
「…そこまでびっくりされると、脅かすこっちが引いちゃうよ…」



「フフ、鏡の国みたいできれいだったね」
「ああ、きれいだったよ…」
「次、あれに入ろう。怖いって評判のお化け屋敷」
「…勘弁して、ユキ…」
「ここね、本物が出るんだって」
「オレ、ユキ怒らせるようなことしたか…?」
「え、何もしてないよ。好きなものにちゃんとボクを書いてくれたじゃないか。…おまけでチビッコ達も書いてあったね…」
「(それか!)あ、いや、ほら、あいつらは師弟愛で、ユキに対しては恋人の愛が…」
「本物の幽霊ってどんなんだろう?お岩さんかな?それとも番町皿屋敷?どっちにしろ、全国各地に飛び回るなんて、暇な幽霊だね」
「ユキちゃん、頼む。今度昼おごるから許してください…」
「どうしようかなぁ?」
「ホント、勘弁して…」







あとがき



大神さん立場弱い。