※高校時代の大雪。 「ユキ」 大神はまだ眠っている恋人の肩を軽く揺する。 白雪はちょっと目を開けたが、すぐにまた毛布を被ってしまう。 「…寒いよ、大神…」 「雪積もってるぞ」 「え、ホント?」 白雪は毛布にくるまったまま窓の外を見た。 銀世界。 「うわぁ…きれいだね、大神」 「そうだな」 「雪だるま作ろう、雪だるま」 小学生のようにはしゃぎだす白雪。 名前に雪が入っているのと女みたいな容姿から雪女と呼ばれることもあった白雪だが、このはしゃぎようはむしろ雪わらしに近いな、と大神は思った。 子どものような表情、外見は美女。 こんな可愛い奴と付き合ってるなんて、自分はなんて幸せなんだろう。 「ユキ、まだ雪だるま作れるほど積もってねーよ。昼まで待てばもっと積もるから、朝飯食って待とうぜ」 「うん。ああ、楽しみだなぁ」 「朝飯持って来るから、服来てろよ」 「わかった」 夕べ脱ぎ散らかしたままの服を拾い、白雪はまた外を見た。 雪だるまじゃなく雪ウサギを作ってもいいかもしれない。 手は冷たくなるけど、ウサギは可愛いから。 あとがき ・・・・・・地味に、事後。 っていうか一晩明けたら。 結構裸で寝てもあったかいもんですよ。 |